真っ直ぐな線や格子状のものを見た際に、線が曲がってゆがんで見える症状を「歪視(わいし)」といいます。また、ものが小さく見えたり、大きく見えたりすることを「変視症」といいます。これらは黄斑という部分に異常が起きている可能性があります。
考えられる主な病気
2網膜前膜 ・・・ 網膜上に膜が生じる病気で、その収縮によって網膜がゆがみ、見え方もゆがんでしまう病気です。(→ 「網膜前膜」のページ)
1黄斑円孔 ・・・ 視力に最も大切な黄斑という部分に穴があく病気で、中心が欠けたり、ゆがんで見えるようになります。(→ 「黄斑円孔」のページ)
3黄斑浮腫 ・・・ 黄斑が腫れてしまい、ゆがんで見えるようになることがあります。糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞症などで見られます。(→ 「糖尿病網膜症」「網膜静脈閉塞症」のページ)
4加齢黄斑変性 ・・・ 黄斑部に新生血管ができる病気です。中心が欠けて見えづらくなったり、ゆがみを起こします。(→ 「加齢黄斑変性」のページ)
5中心性漿液性網脈絡膜症 ・・・ 黄斑に水が貯まる病気で、中心が見えづらくなります。喫煙している中年男性に多いと言われています。
ゆがみがないか、チェックをしてみましょう
1老眼鏡はかけたまま、 目から30cmほど離す
2片眼をつぶって中心の黒い点を見る
3下のような見え方をしていないか確認する
病気の方は以下のように見えることがあります。
これらの症状があったり、最近視力が下がったように感じる場合は、精密検査を受けましょう。