網膜前膜は軽度の場合、様子をみることもあります。しかし、自然に治ることはなく、治療法としては、硝子体手術で原因となっている膜を除去するしか方法はありません。歪みが強い場合は、術後も歪みが残ってしまうこと、視力が大きく低下してから手術するよりも早期の段階で手術をしたほうが術後の視力が良いという報告もあることから、以下の方は早期の手術をおすすめしています。
注意点として、原因となっている膜を引っ張るため、網膜の形が元に戻るまで、歪みが一時的に強くなることがあります。また、視力が安定するまで、半年〜1年程度かかることがあります。