日本緑内障学会が岐阜県多治見市での緑内障の有病率を調べた疫学調査(2000年〜2002年、多治見スタディ)によると、年齢とともに有病率が上がり、40歳以上では5%(20人に1人)、70歳以上では実に10%(10人に1人)が緑内障にかかっているという結果が報告されています。
また、緑内障は前述のように初期は無症状であり、進行してから見つかることが多く、日本における失明原因の第一位となっています。
このように、緑内障は年齢とともに発症する頻度が高くなる上に、無症状で進行し、一度失った視野は元に戻りません。したがって、早期発見・早期治療をするためにも、40歳以上の方は、症状がなくても年1回は眼科で定期検診を受けることをオススメします。