目薬の仕方

目薬の点眼の仕方

目薬の点眼の仕方

結膜嚢(目を閉じた際の空間:青色の部分)の容量は約20μlであるのに対し、
点眼1滴は30〜50μl

点眼液を入れすぎると効果も変わらないばかりか・・・

・副作用
→ まぶた周囲の炎症や黒ずみ、まつ毛が長くなるなど。点眼薬の種類によって異なります。
・費用負担の増加
→ 毎回2〜3滴入れると、点眼薬が2〜3倍の早さでなくなるため、費用負担も2〜3倍になります。
(例)1本500円の点眼薬を1回1滴で1ヶ月に2本使用する場合
1回1滴 → 12ヶ月で24本 → 12000円/年
1回2滴 → 12ヶ月で48本 → 24000円/年
(差額 = 12000円/年)
※ 複数の点眼薬を使用している場合、さらに負担は大きくなります。

正しい目薬の点眼の仕方

目薬の点眼の仕方

げんこつ法
(日本アルコン社画像)

おすすめはソファーなどに仰向けで横になり、げんこつを作って頬骨に当て、その上に手を乗せた状態で点眼する「げんこつ法」です。また、点眼を補助する器具などもありますので、お気軽にご相談ください。

まず重要なことは、先程述べたとおり、「目薬は1滴以上入れない」ということです。
次に「まばたきをせずに目をつぶる」ことが大切です。点眼した目薬は目頭にある“涙点”という穴から鼻の方へ流れていきます。目薬をした後、目をパチパチとまばたきをしてしまう方がいらっしゃいますが、まばたきをすると目薬が早く涙点を通って流れていってしまうため良くありません。また、涙点から鼻へ流れて行きづらいように「目頭の部分を指で押さえる」ことも大切です。
そして最後に、「2種類以上の目薬を点す時は5分以上空ける」ことが重要です。すぐ次の目薬を点してしまうと、先に点した薬が流れて効果が薄まってしまいます。

正しい目薬の点し方

<正しい点眼法のまとめ>

1手をきれいに洗って清潔にする

2まつげやまぶたに点眼薬の先端が触れない ようにして、1滴だけ点眼する

3目頭を押さえながら1分間目を閉じる

42種類目以降は5分間あけてから点す