白目がぶくぶくに膨らんだり、一部が盛り上がって見えることがあります。その際には以下の病気が考えられます。
考えられる主な病気
1瞼裂斑・・・ 白目の一部(黒目の近くの両側)が少し黄色くなって膨らんでいるように見える状態です。これを瞼裂斑と呼び、いわゆる“目のシミ”のことを指します(写真の矢印部分)。私達は1分間に約20回、70歳までに約5億回もまばたきをします。このように長年にわたって、まぶたと白目がまばたきによってこすれることでこの瞼裂斑が作られるため、生きてきた証といえます。
2アレルギー性結膜炎 ・・・ アレルギー反応によって白目に炎症が起こると、白目の皮がむくんで水ぶくれのようになることがあります。かゆみを伴うことが多いです。(→「結膜炎」のページ)
3翼状片 ・・・ 白目の皮が黒目のほうへ伸びてくる病気です。黒目に伸びてきた部分は厚みがあり、盛り上がって見えます。(→「翼状片」のページ)
4結膜嚢胞 ・・・ 白目に袋状の水ぶくれができることがあります。ゴロゴロするなどの症状がある場合は、溜まった水を抜くことがありますが、再発することも多く、その場合は袋ごと切ってしまうほうが良い場合もあります。